野坂輝和

野坂輝和

「改正木材利用促進法」が施行。木造住宅で脱炭素社会へ!

皆様こんにちは!野坂建設 夢空間の野坂 輝和です。


2021年10月1日に「改正木材利用促進法」が施行されました。実は国会で6月に成立したときはこの名称なのですが、10月1日の施行時の正式名称は「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律」と改めています。


最近よく耳にするようになった「脱炭素」という言葉ですが、その背景は「地球温暖化」にあります。世界の平均気温は2017年時点で、1850〜1900年の工業化以前と比べると、既に約1℃上昇しています。
この気温の変化は地球環境を脅かしています。
日本でも、近年豪雨被害が頻繁に起きたり、大型台風が日本各地に到来したりと、皆様も天災の変化を感じていらっしゃるのではないでしょうか。
これも地球温暖化が一因です。

IPCCの報告では、9割以上の確率で地球温暖化は人間の営みが原因であり、今までと同じように温室効果ガスを排出し続けると、2100年には平均気温が約4℃上昇していきます。
温室効果ガスの排出量を削減することはもちろん、温室効果ガスを吸収するなどして実質ゼロにすることができれば、上昇を食い止めることができるシナリオが発表されています。
地球温暖化は喫緊の課題で、そのために「脱炭素」は必須になっているのです。​

「なんで木材の利用促進が脱炭素になるの?」という方もいらっしゃると思いますが、木は、植えてから伐採までに光合成によってCO2を吸収します。
その木を伐採して木材として利用することで、また木を植えることができるようになり、この森林循環によってCO2の吸収作用を強化することができます。

​脱炭素化への活動は私達の身近なことに意識を向けることで出来る事はたくさんあります。また、日本政府は2030年に温室効果ガス46%削減(2013年比)という目標を宣言しています。
この目標は私達の生活がより豊かになるための目標であって、しぶしぶ努力して達成できるものではないと思うのです。
これから10年で脱炭素化へ向け人々の世界観の変化を伴う社会の『大転換』が起こるそうです。
私達の生活の中で10年後当たり前になるものは何でしょうね?

夢空間では、木造の家づくりを基軸に省エネかつ高断熱な住まいのご提案と子や孫の世代まで残る価値ある住まいを追求して脱炭素社会の実現に貢献していきます。

出典
林野庁 脱炭素の実現に資する等のための建築物等における木材利用の促進に反する法律 https://www.rinya.maff.go.jp/j/riyou/koukyou/
環境省 脱炭素ポータル https://ondankataisaku.env.go.jp/carbon_neutral/
外務省 日本の排出削減目標 https://www.mofa.go.jp/mofaj/ic/ch/page1w_000121.html日本の排出削減目標https://www.mofa.go.jp/mofaj/ic/ch/page1w_000121.html​​

RECENT POST最近の投稿